この記事では、「責務」と「役割」の違いを分かりやすく説明していきます。
「責務」とは?
「責務」は「せきむ」と読みます。
意味は、「その人が立場上、負わなければならない責任と義務のこと」です。
「責務」の言葉の使い方
「責務」は名詞として「責務がある・ない」「責務を果たす」などと使われます。
「責」は「せ(める)」とも読み「責めを負う」「成すべき仕事」という意味、「務」は「つと(める)」とも読み「力を尽くして当たるべき仕事や役目」という意味、「責務」で「力を尽くして当たらなければならない、責めを負うべき仕事」になります。
「役割」とは?
「役割」は「やくわり」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「割り当てられたやるべきこと」という意味です。
2つ目は「社会人として、周囲から期待される働き」という意味です。
「役割」の言葉の使い方
「役割」は名詞として「役割がある・ない」「役割分担」などと使われます。
「役」は「割り当てられた任務」という意味、「割」は「別々にする」という意味、「役割」で「その人に割り当てられた任務」になります。
責任や義務を負う・負わないを問わず使われます。
「責務」と「役割」の違い
「責務」は「力を尽くして当たらなければならない、責めを負うべき仕事」です。
「役割」は「その人に割り当てられた任務」です。
「責務」の例文
「責務」の例文は以下の通りです。
・『納品期限に間に合わせて責務を果たす』
・『私の責務はクライアントを護衛することです』
・『社長には会社経営という重い責務がある』
「役割」の例文
「役割」の例文は以下の通りです。
・『イベントの役割を分担する』
・『男女の役割という考え方をやめる』
・『社宅で月に一度階段掃除の役割が回って来る』
まとめ
今回は「責務」と「役割」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
