「一理ある」と「理にかなっている」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「一理ある」と「理にかなっている」の違いとは?違い

この記事では、「一理ある」「理にかなっている」の違いを分かりやすく説明していきます。

「一理ある」とは?

一理あるとは、納得できる部分や理解できる部分があることをいいます。

一理は一つの道理や一応の理屈という意味で、道理は物事の道筋を表しています。

一理あるは、議論をしている際などに全面的に賛成できるわけではないものの納得できる部分があるという意味になります。

部分的に承認しています。

一理あるはビジネスシーンでもよく使われる言葉で、相手の意見に理解を示す場合などに使われます。


「理にかなっている」とは?

理にかなっているとは、理屈や道理に合っていることをいいます。

また、合理的であるという意味もあります。

「かなっている」は漢字だと「適っている」と書きます。

「適う」「当てはまる」という意味になります。


「一理ある」と「理にかなっている」の違い

一理あるは納得できる部分があるという意味で、全面的に納得しているわけではありません。

それに対して理にかなっているは、道理に合っているという意味なので全部を肯定しています。

理にかなっているは、やっていることや言っていることが道理に合うという意味です。

「一理ある」の例文

・『彼の言い分にも一理あるが私は賛成することはできない』
・『冷静になるべきだという意見にも一理あるけれど感情的になるのも仕方ないことだと思う』
・『あなたの言うことには一理ある』

「理にかなっている」の例文

・『熱中症予防のためにエアコンを常時使用するのは理にかなっている』
・『すぐに中止の判断を下したことは理にかなっている』
・『彼の説明は理にかなっているけれど、実行する気にはなれない』

まとめ

一理あるは納得できる部分があるという意味で、理にかなっているは道理に合っているという意味です。

一理あるは全面的に賛成しているわけではなく、理にかなっているは全部を肯定しています。

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