この記事では、「カタバミ」と「オキザリス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カタバミ」とは?
カタバミとは、カタバミ科カタバミ属に属する植物のことをいいます。
世界中に分布している野草で、日本でも道端や農地などあらゆるところに生えています。
世界には850種類もあるといわれています。
日本には元々自生している種類もありますし、外来種が帰化植物として定着したものもあります。
球根植物で繁殖力が高く、雑草として駆除されることも多いです。
また、漢字では「片喰」と書きます。
これはハートのような形をした葉が欠けているように見えるためです。
「オキザリス」とは?
オキザリスとはカタバミ科カタバミ属に属する植物のうち、美しい花を持っていて園芸用として栽培されるものをいいます。
花の色は黄色や白、ピンク、紫、オレンジなど様々で、グランドカバーとして用いられることもあります。
オキザリスは種類が多いので、性質や形態は変化に富んでいます。
日当たりの良い場所を好み、寒さにも強い植物です。
「カタバミ」と「オキザリス」の違い
カタバミもオキザリスもカタバミ科カタバミ属に属する植物であることは共通しています。
カタバミは非常に種類が多く、その中でも園芸用として栽培されている美しい花を持つものをオキザリスと呼んでいます。
園芸品種として人気のオキザリス・ボーウィーは、濃いピンク色の花を咲かせます。
オキザリス・ボーウィーの和名はハナカタバミなので、カタバミの一種といえるでしょう。
淡いピンク色でキュートな花を咲かせるオキザリス・アルティクラタも、和名ではイモカタバミといいます。
園芸用ではないカタバミは日本にも自生していて、オキザリスとは違い雑草として扱われることが多いです。
まとめ
カタバミのうち、美しい花を持ち園芸用に栽培されているのがオキザリスになります。
園芸用ではないカタバミは、雑草として扱われることが多いです。