この記事では、「また来てください」と「またいらしてください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「また来てください」とは?
もう一度その場所にやってきてください、という意味です。
「また」は同じことが繰り返されるさまを表す言葉です。
「来」は自分がいるところをもう一度訪ねること、また以前に訪ねたことをいいます。
「ください」は相手にあることをするように求める意です。
この言葉は、以前にある場所を訪れたことがある人へ、その場所にもう一度訪れて欲しいときに使用をします。
たとえば、自分の家に知り合いがやってきてくれたとします。
これから知り合いが帰るところです。
知り合いと楽しい時間をまた過ごしたいので、また別のときにもきて欲しいです。
このような場面で、去る人に対してこの言葉を伝えます。
「ください」は友人に対してはあまり使わない言葉で、親しい間柄であれば「また来てね」などのような言い方をします。
「またいらしてください」とは?
もう一度その場所にやってきてください、という意味です。
「いらし」は「いらっしゃる」のことで、「行く」「来る」「居る」の尊敬語です。
この言葉は、ある場所をもう一度訪れて欲しいときに用います。
たとえば、目上の人を自分の家に招いたとします。
これから目上の人が帰るところです。
そのときに招いた側がこの言葉を伝えます。
社交辞令でこのように伝えることもあれば、本当にきて欲しくてこのように伝えることもあります。
「また来てください」と「またいらしてください」の違い
「また来てください」と「またいらしてください」の違いを、分かりやすく解説します。
意味は同じです。
2つの言葉の違いは、敬意を込めているか、いないかです。
「来て」は敬語ではなく、一般的に使われています。
「いらして」は相手を敬う表現で、目上の人などに対してこのような表現を使います。
相手との関係にあわせて、不自然ではない言葉遣いをします。
まとめ
意味は同じですが、敬意を込めているか、いないかに違いがあります。