「尋問」と「質問」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「尋問」と「質問」の違いとは?違い

相手に問うことを意味する言葉として「尋問」「質問」があります。

2つの言葉はどのような基準で区別すればいいのでしょうか。

この記事では、「尋問」「質問」の違いを分かりやすく説明していきます。

「尋問」とは?

「尋問」とは、「相手に強制的に答えさせられる状態で問うこと」を意味する言葉です。

一般的には警察官や検事など強い立場にある人間が知りたいことを聞くために尋ねる、というイメージのある言葉ですが「尋問」には「問いかけに対して答える義務がある」というはっきりとした基準があります。

相手からの問いかけに回答を拒否できず必ず何らかの答えを返さなければいけないのが「尋問」です。

裁判で証人に対して事実を確認するためあれこれ聞く作業を証人尋問と言いますが、証人には答える義務があるため裁判官や検察官からの問いかけを拒否できません。


「質問」とは?

「質問」とは、「分からないことや知らないことを相手に問うこと」を意味する言葉です。

自分の知識にないことを相手に尋ねたり事実関係を相手に問いただして確認したりなど、分からないことを明らかにする目的で相手に聞くことを指します。

自分が知らなくて相手が知っている情報の共有を目的に問いただして働きかける行為を指す言葉です。


「尋問」と「質問」の違い

「尋問」「質問」の違いを、分かりやすく解説します。

「尋問」「質問」の違いは「回答の義務」です。

どちらも情報を明らかにするために行われる問いかけを指す言葉ですが「尋問」は問われた側に回答の義務が生じるのに対し「質問」は聞かた側に回答する義務がなく答えなくてもいい、という違いで区別されます。

「尋問」の例文

・『証人を尋問する』
・『徹底的な尋問で真実が明らかになった』

「質問」の例文

・『分からないところを先生に質問する』
・『とても良い質問だ』

まとめ

「尋問」「質問」は回答する義務の有無で区別されます。

明確な基準で区別される言葉なので覚えておきましょう。

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