この記事では、「自滅」【じめつ】と「自爆」【じばく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「自滅」とは?意味
自分が実行したことが悪い方向に転じて、自身に災いが降りかかることを「自滅」【じめつ】といいます。
自分のしたことが原因で失敗が起きてしまい、失敗することを意味する言葉です。
自分の能力が高いことを過信して、気を抜いて試合に挑めばまんまと敵に打ち負かされてボロ負けしたとき、その自らの愚かさを恥ずかしく感じた人が「自滅する」と嘆きます。
「自爆」とは?意味
軍隊の秘密機構を敵に知られないようにするため、あえて自分たちの基地内にある軍事施設を爆弾で爆破させて在り処を消すことを「自爆」【じばく】といいます。
航空機や船体、武器が敵に狙われる前に、爆薬に火をつけて味方の手によって爆破させたり、秘密資料が盗まれないよう建物ごと燃やすのです。
このことが転じて、自ら墓穴を掘ってしまうコメントや行動したとき「自爆する」といってその場所から消えていきます。
「自滅」と「自爆」の違い
「自滅」と「自爆」の違いを、分かりやすく解説します。
自分はできると過信した人が、相手からこてんぱに負かされたことに恥ずかしいと感じたとき、その場から消え去ることを「自滅」といいます。
知識人であると豪語したものの、真実とは違ったことを人に伝えたと分かった者は「自滅する」と言い残して消えていくわけです。
もう一方の「自爆」は、敵に軍事施設の場所を探られたことが分かったとき、秘密資料や軍で使う飛行機、ミサイルなど様々な軍に関係した重要なものがある施設を味方が爆弾で爆破させます。
「自滅」の例文
・『過去に優勝したから勝てると思ったが、1点も取れず自滅した』
・『顔がいいので断られないと告白したが、振られて自滅する』
「自爆」の例文
・『施設の在り処がばれたので、飛行機ごと突っ込み自爆した』
・『大学など出ていないのに、高学歴と言うアイドルが自爆する』
まとめ
自分のせいで悪い状態に陥り、恥ずかしい思いをしたとき人は「自滅」したり、「自爆」して人前から消えるわけです。
言葉の使い方やタイミングを学び、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。
