この記事では、「随行」と「随伴」の違いを分かりやすく説明していきます。
「随行(ずいこう)」とは?
「随行」とは「お供として付き従って行くことやその人」、「お供」を意味する言葉です。
「随行」の使い方
「随行」は名詞としてや動詞として「随行する」のように使われています。
「随伴(ずいはん)」とは?
「随伴」とは「お供として付き従うこと」や「一緒に連れて行くこと」、「ある物事に連なるように起こること」を意味する言葉です。
「随伴」の使い方
「随伴」は名詞としてや動詞として「随伴する」のように使われています。
「随行」と「随伴」の違い
「随行」と「随伴」はどちらも「お供として付き従って行くこと」という意味を含める言葉であり、二語は類義語の関係に当たると解釈できます。
「随」は「従う」や「付いていく」、「共にする」、「思いのまま」、「言いなりになる」という意味を含める漢字です。
「随行」や「随伴」と同じような意味を表す言葉には他に「連れ立つ」や「連れ添う」、「随従(ずいじゅう)」、「介添(かいぞ)え」、「同道(どうどう)」、「陪従(ばいじゅう)」などがあります。
「随行」の例文
・『旅行の際にはガイドが随行しますのでご安心ください』
・『彼は実際に軍に随行して、戦場での体験を執筆している』
・『祖母だけで出掛けさせるのは不安だったので随行することにした』
・『随行した先で古い知り合いと再会を果たした』
「随伴」の例文
・『彼女が出掛けるときには常に屈強な用心棒が随伴した』
・『彼は外交大使に随伴して世界を回った』
・『これは単一の問題ではなく、高齢化社会や少子化に随伴する重要な課題である』
・『随伴した者の証言によると、被害者とは夜20時頃に別れたらしい』
まとめ
「随行」と「随伴」はどちらも同じような意味を表す言葉であり、二語は類義語の関係に当たるということでした。