この記事では、「ヤッケ」と「カッパ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヤッケ」とは?
ヤッケとは、撥水加工が施されているフード付きの防寒着のことをいいます。
ヤッケの語源はドイツ語の「jacket」で、ジャケットと同じものを指しています。
上着のことを表していました。
ヤッケは、作業着やアウトドアウェアとして使われています。
撥水加工とは水を弾く加工のことで、生地の繊維に施すものです。
防風性や防寒性を兼ね備えており、登山やハイキング、キャンプなど屋外で活動する際に重宝します。
「カッパ」とは?
カッパとは、防水加工が施されているレインウェアのことをいいます。
漢字では「合羽」と書きます。
ポルトガル語の「capa」が語源で、元々は外套という意味でした。
外套は身にまとって雨や風を防ぐコートのような衣服になります。
カッパは防水性が高く、雨の日に身に着けると衣服が雨に濡れるのを防ぐことができます。
「ヤッケ」と「カッパ」の違い
ヤッケもカッパも屋外で身に着けるものですが、その性能には違いがあります。
ヤッケは撥水加工が施されており、防寒性と防風性を備えています。
風があったり肌寒い時などに身に着けると、風や寒さを防ぐ効果が期待できます。
ただし、防水加工は施されていないので、雨の中で身に着けるのには向いていません。
多少の水を弾く効果はありますが、雨の日に身に着けると中の衣類が濡れてしまいます。
それに対してカッパは防水加工が施されており、防水性があります。
雨に濡れるのを防ぐことができるので、雨の日に身に着けることを目的にしたウェアになります。
ヤッケはアウトドアシーン等で使われることが多く、カッパは雨の日限定で使われています。
まとめ
ヤッケとカッパの違いは、防水性があるかどうかです。
防水性があるのがカッパで、防水性はないのがヤッケになります。
ヤッケは水を弾く撥水性がありますが、カッパの中には防水性に加えて撥水性を持つものもあります。