この記事では、「どうなりましたか」と「どうかなさいましたか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どうなりましたか」とは?
「どうなりましたか」とは、「ものごとが、その後どの様な状態に変化したかを尋ねる表現」です。
一度問題になったことや、相手に任せたきりで様子が気になる時に、確認する表現です。
「どうなりましたか」の言葉の使い方
「どうなりましたか」は、ビジネスだけではなく日常でも使われます。
「どう」は「如何」とも書き「ものごとの成り行きや状態、不明な内容などを示す表現」という意味、「なり」は動詞「成る」の連用形で「今までと違った状態・形に変わる」という意味、「ましたか」は丁寧語「ます」の過去形「ました」に、疑問の終助詞「か」が付いた語です。
全体で、「どの様な状態に変わったか」になり、そのものごと自体がどう変化したかを尋ねる時に使われます。
「どうかなさいましたか」とは?
「どうかなさいましたか」とは、「相手の様子を心配して何があったか尋ねる丁寧な表現」です。
体調が悪そうである、動揺しているなど、明らかに相手の様子がいつもと違うと思われる時に、気遣う表現です。
「どうかなさいましたか」の言葉の使い方
「どうかなさいましたか」は、ビジネスだけではなく日常でも使われます。
「どうか」は「如何か」とも書き「物事が普通とは異なる状態を表す語」、「なさいましたか」は動詞「する」の尊敬語「なさる」の連用形に、丁寧語「ます」の過去形「ました」、疑問の終助詞「か」が付いた「なさりましたか」の音変化です。
相手に対する尊敬語が使われていますので、対象となる相手が、いつもと違う様子をしていることを気遣う時に使われます。
「どうなりましたか」と「どうかなさいましたか」の違い
「どうなりましたか」は「そのものごと自体がどう変化したかを尋ねる敬語表現」です。
「どうかなさいましたか」は「対象となる相手自身が、いつもと違う様子をしていることを気遣う敬語表現」です。
まとめ
今回は「どうなりましたか」と「どうかなさいましたか」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
