この記事では、「音信不通」と「音沙汰なし」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「音信不通」とは?
気になる相手から連絡がぴたりとこなくなり、何をしているかまったく分からなくなることを「音信不通」【おんしんふつう】といいます。
どこで何をしているか、生きているかさえ分からない状況を指すのです。
このような状況になるのは家族であったり、恋人といった親しい間柄の人から電話がかかってこない、手紙を出しても返信がないといった状況します。
「音沙汰なし」とは?
手紙を送っても返信がないことを「音沙汰なし」【おとさたなし】といいます。
このような意味から、会う約束したのに、それからまったく連絡がこない、数年前に電話するといったきり一度もかかってこなかった状態を指すのです。
このように、約束していたのにまったく会えなかった、家出した者から何をしているか報告がないことを指す言葉でもあります。
「音信不通」と「音沙汰なし」の違い
ここでは「音信不通」と「音沙汰なし」の違いを、分かりやすく解説します。
まったく連絡ができない状態を「音信不通」といいます。
近況を知りたいのに電話がないので心配は募り、困っている状況を指すのです。
もう一方の「音沙汰なし」は最後に会話した日からまったく連絡がこない状態を指します。
電話も手紙さえこないは、別れてから会う機会がないため何をしているか分からず、不安な気持ちになってしまうのです。
「音信不通」は一時的なものが多いですが、「音沙汰なし」は長きに渡り相手から連絡がこないといった意味を含みます。
「音信不通」の例文
・『職場を飛び出して行った部下が音信不通になってしまった』
・『音信不通だった彼氏から別れると一方的に言われて怒りが沸く』
「音沙汰なし」の例文
・『16歳で家出した娘は音沙汰なしで不安が募る』
・『1回電話があっただけで音沙汰なしの弟の安否が気になる』
まとめ
連絡がこない状況を指す言葉ではありますが、どのような意味があるかに注目しては、どう使うか具体的に勉強してみるといいでしょう。