「追加」と「添加」は双方とも何かを加えることに関する言葉ですが、細かな意味が異なるため使い分ける必要があります。
この記事では、「追加」と「添加」の違いを分かりやすく説明していきます。
「追加」とは?
「追加」は「既に存在するものに後から加えること」や「不足しているものを補うこと」を意味します。
また、「付け足した内容そのもの」を指す場合もあります。
漢字の「追」には「追いかける」「探り求める」「付け加える」などの意味があり、「加」には「足す」「加わる」「何らかの行為を及ぼす」といった意味が含まれています。
「添加」とは?
「添加」は「別のものを付け加えること」または「別のものが加わること」を示す言葉です。
そのほか、「何らかの物質や薬剤などを混ぜること」という意味で使用されることもあります。
漢字の「添」は「添える」「付き添う」「付け加える」という意味を示し、「加」は「足す」「加わる」「何らかの行為を及ぼす」などを表します。
「追加」と「添加」の違い
「追加」と「添加」の違いを分かりやすく解説します。
「追加」は「既に存在するものに後から付け足すこと」や「不足しているものを補う」ことを表す言葉です。
一方、「添加」は「別のものを加えること」や「別のものが加わること」を表します。
どちらも「あるものに何かを加える」という意味合いがありますが、「添加」については「何らかの物質や薬剤などを混入すること」という意味で使用される機会が多い言葉といえます。
「追加」の例文
「追加」は、特定のものに後から加えること、もしくは不足しているものを補う場面で使用します。
また、「追加する内容そのもの」を示すために使う場合もあります。
・『プログラムに新しい機能を追加した』
・『卵と砂糖を追加して混ぜてください』
・『さきほど追加注文が入った』
「添加」の例文
「添加」は、別の何かを付け加える場面、もしくは別のものが加わる場面で用います。
特に、物質や薬剤などを混入する際に良く使われている言葉です。
・『着色料を添加する』
・『肌のために無添加化粧品を使うよう心がけている』
・『多くの加工食品には食品添加物が含まれている』
まとめ
「追加」は「後から加えること、不足するものを補うこと」を示し、「添加物」は「別のものを付け加えること」や「薬剤などを混入すること」を示します。
両者の意味や使い方を理解して、場面に応じて使い分けてください。