この記事では、「ところで」と「ところが」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ところで」とは?
いったん話を切って別の話題へと移るときに用いる言葉が「ところで」です。
同じように、いったん話を切って別の話題に移る際には「ところで」以外にも、「とはいえ」や「からといって」、「にもかかわらず」などを使用することができます。
例えば、相手が会議の内容について話していた際、その会議の内容とは異なることを確認したい時は、「ところで、ここがどうしてもかわらないのですが」などいって、いったん話を切って質問をします。
「ところが」とは?
前の事柄から予想されるものとは反する内容を導く際に使用する言葉が「ところが」です。
同じように、前の事柄から予想されるものとは反する内容を導く際に使用する言葉には「だが」や「しかし」、「けれども」などがあります。
例えば、彼女の第一印象は悪かったものの実際に会うと悪い子ではなかった場合、「彼女の第一印象は最悪だった、ところが、実際に会うと感じのいい子だった」などといって、前の事柄とは反する内容を導きます。
「ところで」と「ところが」の違い
「ところで」と「ところが」の違いを、分かりやすく解説します。
「ところで」は、いったん話を切って別の話題へと移るときに用いる言葉。
「ところが」は、前の事柄から予想されるものとは反する内容を導く際に使用する言葉です。
このように、異なった使い方を行う言葉になるため正しい使い分けが必要です。
「ところで」の例文
・『ところで、奥様はお元気ですか』
・『ところで、今後のことについて少し確認したいことがあります』
「ところが」の例文
・『パッと見はとてもかわいく見えた、ところが、実際にはそうでもなかった』
・『世間での評判は良くなかった、ところが、実際に手にしてみると良いものでした』
まとめ
「ところで」と「ところが」は以上に全く異なった意味を持つ言葉になります。