「該当者」と「当該者」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「該当者」と「当該者」の違いとは?違い

この記事では、「該当者」「当該者」の違いを分かりやすく説明していきます。

「該当者」とは?

「該当者」とは条件に当てはまる人を指す言葉です。

先に何らかの条件を提示した上でそれに当てはまる人に言及する場合に使われます。

その条件が何なのかや条件がいくつあるか、何のための条件なのかは一切関係ありません。

そのため年齢が何歳以上などの単純な要素に当てはまる人を指すこともあれば、過去に開催されたイベントに参加して上位入賞者などの限定的な資格を持つ人だけを指すこともあります。


「当該者」とは?

「当該者」とは話題において言及されている人を指す言葉です。

どこそこにこういうことができる人がいるらしいという噂のその人であったり、契約書で契約を結ぶ人などを指して使われます。

意味的には当事者と似た意味の言葉ですが、当てはまると言う意味の該という字が使われているので、話題になっている条件に当てはまる人というのがより正確な意味と言えるでしょう。


「該当者」と「当該者」の違い

「該当者」「当該者」の違いを、分かりやすく解説します。

提示されている条件を満たしている人が「該当者」で、その話題で触れられている本人が「当該者」です。

「該当者」は何らかの条件に当てはまる人で、「当該者」は何らかの話題に当てはまる人と言い換えることもできるでしょう。

「該当者」は文章や箇条書きなどで条件を挙げた後に使われるのに対し、「当該者」は文章に続く形で使われたり文章の途中で使われる言葉です。

まとめ

「該当者」「当該者」は文字の前後を入れ替えただけで、大まかな意味もなにかに当てはまる人という意味で共通しているので区別が難しいでしょう。

なにかに関連付けて違いを覚えようとすると逆に複雑になるので、「該当者」は提示された条件を満たす人、「当該者」はその話題で触れられた人というそれぞれの言葉の意味をしっかり把握するのが一番区別しやすいです。

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