この記事では、「青写真」と「青焼き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「青写真」とは?
青写真は、あおじゃしんと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、三原色の1つの色の名という意味を持っている青の漢字に、光を利用し被写体の映像を感光材料に記録するという意味を有する写真の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ青写真は、大凡の計画や未来の構想といった意味を表すのです。
他には青色の発色が特徴的な19世紀に生まれた写真方式、という意味で使われる言葉となっています。
「青焼き」とは?
青焼きは、あおやきと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、あおいとか若い年頃等の意味の青の漢字に、焼く事や火の通り具合等の意味がある、焼きの文字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から青焼きは、印刷用の製版フィルムを青写真感光紙に焼き付けた校正紙を示すのです。
写真製版の仕上がりとかページレイアウト等を確認する目的で、用いられています。
「青写真」と「青焼き」の違い
青写真と青焼きの文字表記を比べてみると、写真と焼きという文字の違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。
所が最初の文字は同じ青の漢字であり、どちらも青色に焼いたもの意味する言葉となっています。
とはいえ青写真は、青色の発色を特徴とする写真方式だけでなく、大まかな計画という意味も表すのです。
もう一方の青焼きは、主に印刷の仕上がりをチェックすべく、青色感光紙に印刷したものを示します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、どちらも青色に焼くという意味を所有しているのです。
ただし青写真は、青色の発色が特徴的な写真方式に加え、大雑把な計画といった意味にも使われる言葉となっています。
対する青焼きは、基本的に仕上がり具合を確認する目的で、青色の感光紙に印刷したものを示す言葉として用いられているのです。