「伝承」と「言い伝え」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「伝承」と「言い伝え」の違いとは?違い

この記事では、「伝承」「言い伝え」の違いを分かりやすく説明していきます。

「伝承」とは?

「伝承」とは、伝え聞くこと、人づてに聞くことを意味します。

また、集団の中で古くからあるしきたり、風習、信教、伝説など、その地域の生活に深く関わりのある事柄を受け継ぎ後世に伝えていくこと、このような流れで伝えられてきた事柄のことも「伝承」と言います。

「伝承」の場合、祭り事などを受け継ぎ後世に伝えていくことを意味し、実際になくても困らないものが多くなります。

そのため、強い意志がなければ伝えていくことが難しいものが多くなります。


「言い伝え」とは?

「言い伝え」とは、昔から口づてに伝えられてきた事柄を意味します。

伝説やことわざなどが「言い伝え」になります。

出所がわからないことも多く、「言い伝え」の中には、ためになるものからくだらないと思うものまで存在します。

例えば、流れ星を見たときに流れ星が消えるまでに3回口に出しお願いごとをすると願い事が叶うということも「言い伝え」のひとつです。


「伝承」と「言い伝え」の違い

「伝承」「言い伝え」の違いを、分かりやすく解説します。

古くから伝わるといった意味では似たような意味を持つ「伝承」「言い伝え」

ただし、その中身は異なります。

「伝承」は、集団の中で古くからあるしきたり、風習、信教、伝説など、その地域の生活に深く関わりのある事柄を受け継ぎ後世に伝えていくこと。

また、このような流れで伝えられてきた事柄を意味します。

一方、「言い伝え」は伝説やことわざなどを意味し、地域の生活などに関わらないことが大半です。

「伝承」の例文

・『地域の子どもたちに地域の祭り事を伝承しなければならない』
・『伝承されてきた祭りや音楽、踊りなどを研究することで、その地域の特色が見えてきます』

「言い伝え」の例文

・『私が生まれた田舎には、様々な言い伝えがありました』
・『昔からの言い伝えには、ためになることも少なくありません』

まとめ

同じ古くから伝わることを意味する言葉でも、「伝承」「言い伝え」には以上のような違いがあります。

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