この記事では、「ピンキリ」と「玉石混交」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ピンキリ」とは?
「ピンキリ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの始めから終わりまで」という意味です。
2つ目は「最高のものから最低のものまで」という意味です。
「ピンキリ」の言葉の使い方
「ピンキリ」は名詞・形容動詞として「ピンキリだ・である」「ピンキリ状態」などと使われます。
「ピンからキリまで」が省略された語で、「ピン」はポルトガル語で「点」という意味の「pinta(ピンタ)」という言葉とされ、日本に伝わりかるたやサイコロの目の「一」として使われるようになり、更に転じて「始め」「最高」という意味になりました。
「キリ」の語源は諸説ありますが、「限り(かぎり)」が転じて「キリ」になったという説が有名です。
「玉石混交」とは?
「玉石混交」は「ぎょくせきこんこう」と読みます。
意味は「良いものと悪いもの、優れたものと劣ったものが入り混じっていること」で、価値のあるものとないものが、ごちゃ混ぜになっている様子を表します。
「玉石混交」の言葉の使い方
「玉石混交」は名詞として「玉石混交している」「玉石混交の状態」などと使われます。
正しくは「玉石混淆」で、「玉石混交」「玉石混合」は誤りになりますが、習慣的に使われています。
「「玉石混淆」は、中国戦国時代の著書「抱朴子(ほうぼくし)」に記されていた文からの引用で、「玉」は「宝石」という意味、「混淆」は「異なるものが入りまじること」という意味、「玉石混淆」で「宝石と石が入り混じること」、転じて「優れたものと劣ったものが入り混じっていること」になります。
上で紹介した「ピンキリ」の類語になりますが、「玉石混交」は「入り混じっている」という意味が含まれます。
「ピンキリ」と「玉石混交」の違い
「ピンキリ」は「ものごとの始めから終わりまで」「最高のものから最低のものまで」です。
「玉石混交」は「良いものと悪いもの、優れたものと劣ったものが入り混じっていること」です。
まとめ
今回は「ピンキリ」と「玉石混交」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。