日本語には、文章の語尾のちょっとした違いによって、相手の受け取り方が変わってしまうということがありえます。
たとえば、語尾の「ですか」と「でしょうか」の違いが代表的なものです。
それでは、この「ですか」とはどういう意味でしょうか。
また、「でしょうか」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ですか」と「でしょうか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ですか」とは?
「ですか」とは。
「でしょうか」とは?
「でしょうか」とは。
「ですか」と「でしょうか」の違い
「ですか」と「でしょうか」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、一般的にはなにかを確認したり、軽く尋ねたりするときに使用される語尾の表現であるということは同じですが、若干のニュアンスの違いがあります。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「ですか」よりも「でしょうか」のほうが柔らかい表現であるということになります。
結果として相手からすると少しだけ気をつかわれているという感覚を持つことが多いでしょう。
ただ、この違いはごく小さなものなので、この2つの使い分けといっても目上の人には「でしょうか」を使うくらいしかありません。
しかし、実際に敬意を表現する場合にはここではなく、地の分の動詞や形容詞を変化させるのが通常です。
「ですか」の例文
・『このシャツは黒と白だけですか』
・『ここに来るのはまったくの初めてですか』
「でしょうか」の例文
・『このシャツは黒と白だけでしょうか』
・『ここにいらっしゃるのは初めてでしょうか』
まとめ
この記事では、「ですか」と「でしょうか」の違いを、解説してきました。
このようなちょっとした違いは、日本語の文章では思ったよりたくさんあります。
例えば、最も有名なものとしては、「よろしいでしょうか」と「よろしかったでしょうか」の違いです。
本来「よろしかった」には過去の意味しかないのですが、このケースでは一般的により丁寧な表現、人によっては敬語と認識して使われているのが現状です。