日本語を含むほとんどの言語の動詞には「自動詞」と「他動詞」という区別があります。
それでは、この「自動詞」とはどういう意味でしょうか。
また、「他動詞」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「自動詞」と「他動詞」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自動詞」とは?
「自動詞」とは、言語の文法で定義される動詞のタイプであり、その動作の及ぼす先が明確ではないもののことを言います。
例えば、「私は走る」の「走る」は自動詞なので、何を「走る」のかという考え方はありません。
「他動詞」とは?
「他動詞」とは、言語の文法で定義される動詞のタイプであり、その動作の及ぼす先が明確に示されてるもののことを言います。
通常は続く単語に対して行動されることを意味します。
「自動詞」と「他動詞」の違い
「自動詞」と「他動詞」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、動詞のタイプの一つであることは同じですが、根本的な違いがあります。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、目的語が存在しているのが「他動詞」で、存在していないのが「自動詞」ということになります。
つまり、「他動詞」の動作が向かう方向が目的語なのに対して「自動詞」における動作の向かう方向は「一般」あるいは「世界」と捉えることもできるでしょう。
例えば、「雨が降る」の「降る」は「自動詞」なので、目的語がありませんが、雨が降っている相手は「みんな」であり、「地球」、「地面」と見ることもできます。
「自動詞」の例文
・『「自動詞」とは一般的には目的語が必要ない』
・『「自動詞」は受け身の形にすることで「他動詞」のように使えます』
「他動詞」の例文
・『「他動詞」とは主語から他のものへ向かう動作です』
・『「他動詞」には「が」という助詞を伴うことが多いと言えます』
まとめ
この記事では、「自動詞」と「他動詞」の違いを、解説してきました。
動詞のタイプは2つですが、形容詞には「性質形容詞」「数量形容詞」「代名形容詞」の3つがあり、それぞれ「高い」「多い」「この」がそれにあたります。
この辺りも興味深いので調べてみるのも良いでしょう。