「方々」と「人達」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「方々」と「人達」の違いとは?違い

この記事では、「方々」「人達」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「方々」とは?

複数の人を「方々」【かたがた】と呼び、色々な方向から一箇所に集まった状態を表します。

関東や近畿、九州といった様々な場所から来てくれた人々を指す呼び方であり、「遠方から来て頂いた方々に感謝します」とお礼を伝えるときに使う言葉です。

また、「多くの方々のご意見を頂きたい」というように、ほうぼうから集まった人への感謝を込めて挨拶します。


「人達」とは?

大勢の人々を表せる言葉が「人達」【ひとたち】です。

使い方としては、「話を聞き流す人達」というように、多くの人が同じ行為して困らせる状況を表す際に使われています。

「怒りに満ちた人達」といえば、同じ感情を持つ者が集まり、同じ気持ちをぶつける状況を表すわけです。

このように、複数の人々が同じ考え方したり、行動するその様を言い表すときに使われています。


「方々」と「人達」の違い

「方々」「人達」の違いを、分かりやすく解説します。

複数の人々を指す呼び方を「方々」といい、来場してもらったとき感謝の意を伝える言葉です。

「ご出席の方々に感謝致します」と伝えて、いかに自分がありがたい気持ちを伝える言葉になります。

もう一方の「人達」は複数の人を表す言葉です。

「苦悶の表情で叫ぶ人達」といったように、多くの人が問題に直面して苦痛に感じる気持ちを表す言い方になります。

「方々」の例文

・『海外より来ていただいた方々に、深く感謝致します』
・『お忙しいところ、お集まりくださった方々にお礼申し上げます』

「人達」の例文

・『運動場にいる人達に熱中症対策のため塩飴と氷水を配った』
・『職場で働く人達を集めて、海外旅行に持って行く物を説明した』

まとめ

とても似ている言葉を2つ取り上げましたが、どういったとき使えばいいか意味を理解して、上手く状況を説明してみるといいでしょう。

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