この記事では、「勉強になりました」と「学ばせていただいた」の違いを分かりやすく説明していきます。
「勉強になりました」とは?
仕事に使える助言や、教えに対して参考になったと伝えられる言葉が「勉強になりました」【べんきょうになりました】です。
一からやり方を教えてもらい、機械が使えるようになったり、会議で何を発言すればいいか勉強できたという意味で使われています。
職場では取引先との商談でどのように話を切り出し、どう説明すれば相手を納得させられるか具体的なやり方を教えてくれた人に感謝の意を込めて伝えるわけです。
「学ばせていただいた」とは?
謙虚な姿勢で興味深い企業の誕生秘話や、自分のやる気を刺激する情報を詳しく教えてくれた目上の人に対し、お礼を述べるとき使うのが「学ばせていただいた」【まなばせていただいた】です。
手本となる話をしてくれたり、貴重な話する人に対して感謝と尊敬の念を持って気持ちを伝えます。
動詞の「学ぶ」の形が変わった言葉であり、知識を与えてくれた人に対し、とても参考になったと伝えるとき使う言葉です。
「勉強になりました」と「学ばせていただいた」の違い
「勉強になりました」と「学ばせていただいた」の違いを、分かりやすく解説します。
相手との取引をうまく進めるため、どのようにすればいいかコツを詳しく教えてくれたとき「勉強になりました」と感謝します。
こちら側が得するような取引の仕方を教えてもらったり、相手を説得する説明の仕方など仕事において使える方法を教えてくれたとき心から感謝するわけです。
もう一方の「学ばせていただいた」は、創業の経緯や商品開発秘話、社長の生い立ちなどやる気を目覚めさせてくれる話をしてくれた人に対して感謝する際に使われています。
「勉強になりました」の例文
・『常連客への対応の仕方が大変勉強になりました』
・『取引先との交渉手段がとても勉強になりました』
「学ばせていただいた」の例文
・『先輩から大変貴重な情報を学ばせていただいた』
・『会長に会社の誕生秘話について学ばせていただいた』
まとめ
似ているように見える言葉ですが、仕事のやり方を勉強するか、情報を得るために学ぶといった違いがあると覚えておくといいでしょう。