「夕日」と「太陽」はそれぞれ何を指しどのような違いで使い分けられているのでしょうか。
この記事では、「夕日」と「太陽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「夕日」とは?
「夕日」とは、「夕方に西の空に浮かぶお日様」を指す言葉です。
日中に空に見えるお日様は地球が自転していることにより朝方には東の空から昇り、夕方には西の空に沈んで消える見かけ上の動きを示します。
朝々に東の空に見えるお日様を「朝日」というのに対し、夕方に西の空に見えるお日様を「夕日」といいます。
一般的には地平線で姿が一部隠れているような沈みかけているお日様を指す意味で使われますが具体的な時間の基準はなく、夕方に当たる時間帯に見られるお日様であれば「夕日」です。
「太陽」とは?
「太陽」とは、「太陽系の中心に位置する恒星」のことです。
恒星の周りを一定の周期で周回する星のことを「惑星」といいます。
惑星である地球が周回している恒星の名前が「太陽」です。
宇宙にはたくさんの恒星が存在しますが「太陽」と言うのは水金地火木土天海の8つの惑星を持ち太陽系の中心を成す恒星のみを指す固有名詞です。
我々が住む宇宙でただ一つしかないこの星を「地球」と呼ぶように「太陽」も太陽系の中心を成す唯一の恒星のみを表します。
地球において太陽の光が直接届く時間帯のことを「昼」といい、昼の地球からは空に浮かぶ「太陽」が見られます。
「夕日」と「太陽」の違い
「夕日」と「太陽」の違いを、分かりやすく解説します。
「夕日」と「太陽」の違いは「時間帯」です。
「夕日」は夕方の時間帯に西の空に浮かんで見える「太陽」を指す言葉で午後4時頃から6時頃までの限られた時間帯でのみ使える表現です。
「太陽」は時間や場所かかわらず太陽系の中心を成す恒星を表します。
「夕日」の例文
・『夕日が沈む』
・『海面が夕日に照らされて赤く染まる』
「太陽」の例文
・『太陽の光で発電する』
・『空に太陽が浮かんでいる』
まとめ
「夕日」と「太陽」は同じものを指していますが時間帯によって表現が変わります。
ほかにもいろいろな言い方があるので合わせて覚えておきましょう。