「大雑把」と「がさつ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「大雑把」と「がさつ」の違いとは?違い

この記事では、「大雑把」「がさつ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大雑把」とは?

「大雑把」には、細部まで注意が届かず雑であること、細部にわたらず全体を大きくとらえること、といった意味があります。

言い換えれば、「アバウト」「大まか」「粗大」などになります。

細かなことは気にならず目に入ることもない「大雑把」

何かものごとを行う際にも大局的なものの見方をすることも「大雑把」となります。

「大雑把」の場合、おおらかな性格といった意味も踏まえることから欠点と言い切ることはできません。

「大雑把な性格」「大雑把な見積り」「大雑把な考え方」「大雑把な案内」などといった形で使用します。


「がさつ」とは?

「がさつ」には、細かなことまで気が回らない、その結果、言葉や動作が荒っぽくなる、落ち着きがない、といった意味があります。

言い換えれば、「品がない」「粗野」などになります。

性格だけでなく、言葉や動作といったひとつひとつにおいて荒っぽく落ち着きがないことを意味する「がさつ」

決して、誉められた言葉ではありません。

「がさつな女性」「がさつな声」「がさつな文章」などといった形で使用します。


「大雑把」と「がさつ」の違い

「大雑把」「がさつ」の違いを、分かりやすく解説します。

細部まで気が回らないことを意味する「大雑把」「がさつ」ですが、それぞれの言葉が持つニュアンスには大きな違いがあります。

「大雑把」の場合、おおらかなイメージもあるため決して悪いイメージだけではありませんが、「がさつ」の場合は悪いイメージでしかありません。

そのため、「大雑把」「がさつ」を比較した場合、悪いイメージは圧倒的に「がさつ」になります。

「大雑把」の例文

・『急いでいるので大雑把な見積りでも良いと伝えました』
・『大雑把な性格の彼女を見ていると、細かなことばかり考えている自分が恥ずかしいです』

「がさつ」の例文

・『がさつな嫁で恥ずかしい』
・『がさつな人には大役を任すことはできない』

まとめ

「大雑把」「がさつ」には、それぞれの言葉が持つイメージに大きな違いがあります。

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