この記事では、「含んでおりません」と「含まれておりません」の違いを分かりやすく説明していきます。
「含んでおりません」とは?
「含んでおりません」の「おりません」は「いません」の謙譲語になります。
そのため、「含んでおりません」は「含んでいません」より丁寧な表現になります。
ビジネスでは「含んでいません」ではなく、「含んでおりません」を用いています。
また、「含む」は、何かの内や中に保つ、包み持つなどの意味があります。
「含まれておりません」とは?
「含まれておりません」は、「含む」の受身、尊敬、可能、または自発の「含まれ」に、「いません」の謙譲語が加わった表現になります。
「〜されておりません」の表現には「する」の尊敬語の「される」と、「いません」の謙譲語の「おりません」が加わった表現です。
これは二つの敬語が重なることになり、適切ではない表現となってしまいます。
「含んでおりません」と「含まれておりません」の違い
「含んでおりません」と「含まれておりません」の違いを、分かりやすく解説します。
「含んでおりません」は「含んでいません」の謙譲表現になります。
一方、「含まれておりません」は「含む」の受身や尊敬などの「含まれ」に、「いません」の謙譲語の「おりません」が加わった表現になります。
「含んでおりません」と「含まれておりません」にはこのような違いが見られます。
「含んでおりません」の例文
・『この集計は本日の分を含んでおりません』
・『これは鉄分を含んでおりません』
「含まれておりません」の例文
・『この食品には添加物が含まれておりません』
・『目的地までの交通費は含まれておりません』
まとめ
今回は「含んでおりません」と「含まれておりません」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「含んでおりません」と「含まれておりません」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。