「尻込み」と「ひるむ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「尻込み」と「ひるむ」の違いとは?違い

この記事では、「尻込み」「ひるむ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「尻込み」とは?

尻込みとは、ある事をするのにためらってぐずぐずすることをいいます。

後ずさりするとか逡巡するといった意味があり、ためらって逃げ腰になる様子を表しています。

何かをすることに対して消極的な様子を尻込みするといったりします。

また、馬が前に進もうとせず、後ろへ下がることを尻込みということもあります。


「ひるむ」とは?

ひるむとは、怖気づいて尻込みすることをいいます。

漢字では「怯む」と書きます。

相手がある状況で何かを見たり聞いたりし、それまでの気力がくじける様子を表しています。

ひるむは、やる気や気力が失われてしまうことです。

また、ひるむには手足がしびれるという意味もありますが、そういった意味で使われることはあまりありません。


「尻込み」と「ひるむ」の違い

ひるむには怖気づいて尻込みするという意味があるので、尻込みとひるむの意味に大きな違いはありません。

尻込みは気が進まない消極的な様子を表していて、ひるむはそれまであった気力ややる気がくじかれる様子を表しています。

「尻込み」の例文

・『あんなに海外で暮らすことに憧れていたのに、実際に日本を離れると決まったら尻込みしてしまった』
・『いざその時が訪れたら、彼は尻込みしてあまり役に立たなかった』
・『バンジージャンプで下を見たら誰でも尻込みしてしまう』

「ひるむ」の例文

・『私がひるむのを見て彼は楽しんでいるようだった』
・『相手が大男だったので思わずひるんでしまった』
・『ひるむ姿を見せると相手に侮られるので気を付けよう』

まとめ

ひるむには怖気づいて尻込みするという意味があるので、尻込みとひるむは意味に大きな違いはありません。

尻込みはためらって消極的な様子を表していて、ひるむにはそれに加えて怖気づくという意味があります。

ひるむは、それまでのやる気や気力がくじかれる様子を表しています。

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