ものを空間に収める時や物事を認めることを表す言葉には「容れる」や「入れる」があります。
この記事では、「容れる」と「入れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「容れる」とは?
「容れる」とは外側にあるものを内側に移動させることや、ものを空間に収納する時に使う言葉です。
「容」は音読みで「よう」と読み、訓読みは「かたち」や「容れる」で「いれる」、「容す」で「ゆるす」と読みます。
この言葉は収容や許容など物体を入れることや、物事を聞き入れたり許すことを表す時に使います。
「入れる」とは?
「入れる」とはものを内側や内部に入れることや、数量などを含むこと、相手や要求を認めることなど様々な意味があります。
「入」は音読みで「にゅう」と読み、訓読みは「入る」で「いる」や「はいる」、「入れる」で「いれる」と読みます。
「入れる」は物体的なものから人の考えなどを内部に入れる場合から、これを認めることなど様々な意味で使われる言葉です。
「容れる」と「入れる」の違い
「容れる」と「入れる」はどちらも同じ読み方の言葉であり、意味も同じものとして使うことが可能です。
「容れる」は収容や許容など受け入れることを表す時によく使う言葉ですが、一般的な会話や文章の場合は「入れる」の方を使います。
「容れる」の例文
・『この荷物を容れるためのプレハブ小屋をまずは作りましょう』
・『大きな積み荷を容れるコンテナが到着したので、早速作業に取り掛かります』
「入れる」の例文
・『プレゼントを入れるための箱とラッピングの材料を買ってきました』
・『その政党の考え方はとても受け入れられないと思っているので、選挙で票を入れません』
まとめ
「容れる」と「入れる」はどちらも同じ意味の言葉として使うことが可能です。
一般的な会話や文章では「入れる」の方がよく使われています。
「容」は許容や容認、容器など色々な熟語が存在します。