この記事では、「お変わりございませんか」と「お変わりありませんか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お変わりございませんか」とは?
相手の近況をたずねる挨拶の言葉です。
以前と比べて変化はないかということを確認しています。
久しぶりに会った相手に使うこともありますし、手紙やハガキなどの挨拶の言葉として使うこともあります。
どちらかというとネガティブな変化を指していることが多いです。
体調を崩していないかやプライベートで何か生活が変化していないか等、相手を気遣っています。
ビジネスで取引がある相手に対しては、仕事は順調なのかといった意味合いもあります。
「お変わりありませんか」とは?
「お変わりありませんか」も相手の近況を尋ねる挨拶の言葉です。
以前に比べて何か変化があるかどうかを確認しているので、頻繁に会う間柄では使いません。
久しぶりに会ったとか、遠方にいる相手に手紙やハガキ、メールなどを送る際の挨拶の言葉として用いられています。
定型的なフレーズになります。
「お変わりございませんか」と「お変わりありませんか」の違い
「お変わりございませんか」も「お変わりありませんか」も相手の近況を尋ねる挨拶の言葉で、定型的なフレーズです。
どちらもよく使われており、意味に違いはありません。
また、どちらも敬語表現になりますが、「お変わりございませんか」の方が「お変わりありませんか」よりも丁寧な言い方です。
「ございませんか」は、「ございます」の否定形になります。
「ございます」は「ある」の丁寧語なので、「あります」の否定形である「ありませんか」より「ございませんか」の方がより丁寧なのです。
まとめ
「お変わりございませんか」も「お変わりありませんか」も相手の近況を尋ねる挨拶の言葉で、意味に違いはありません。
ただし、「お変わりございませんか」の方が、「お変わりありませんか」よりも丁寧な言い方です。