この記事では、「狙い」と「効果」の違いを分かりやすく説明していきます。
「狙い」とは?
「狙い」は「ねらい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「武器を使い、目標に当てようと照準を定めること」という元の意味です。
2つ目は転じて「意図として目指すところ」という意味です。
「狙い」の言葉の使い方
「狙い」は名詞として「狙いを定める・定めた」「作者の狙い」などと使われます。
動詞「狙う」の連用形が名詞化した言葉で、元は「目的に命中させるために構えて照準を定めること」という意味、転じて「成功させるために機会をうかがう」という意味になり、更にビジネスや教育の場で「あることをくみ取って欲しいと意図して目指すところ」として使われる様になりました。
「効果」とは?
「効果」は「こうか」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある働きによって生じる望ましい結果」という意味です。
2つ目は「演劇・映画などで、その場面の雰囲気を出すために加える技術およびやり方のこと」という意味です。
「効果」の言葉の使い方
「効果」は名詞として「効果がある・ない」「効果が出る」などと使われます。
「効」は「き(く)」とも読み「力を発揮した結果」という意味、「果」は「木の実」から転じて「出来栄え」という意味、「効果」で「力を発揮して生じる好ましい結果」になります。
「狙い」と「効果」の違い
「狙い」は「目標に当てようと照準を定めること」転じて「あることをくみ取って欲しいと意図して目指すところ」です。
「効果」は「力を発揮して生じる好ましい結果」です。
「狙い」の例文
「狙い」の例文は以下の通りです。
・『ライバルを驚かせるのが狙いだ』
・『彼女の狙いは上司を味方に付けることだ』
「効果」の例文
「効果」の例文は以下の通りです。
・『薬の効果がすぐに出る』
・『宣伝効果により売り上げが伸びる』
まとめ
今回は「狙い」と「効果」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。