「おりますため」と「なります」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「おりますため」と「なります」の違いとは?違い

この記事では、「おりますため」「なります」の違いを分かりやすく説明していきます。

「おりますため」とは?

まず、「おります」「(その場所に)居る」「(動作を)している」という意味を表す「いる」の謙譲語、丁寧語になります。

そして、「○○ので」は後に述べる事柄の原因や動機、理由、根拠などを表す言葉です。

したがって、「おりますので」「していますので」という意味を表す敬語表現になります。


「おりますため」の使い方

「おりますため」は敬語表現として使われています。


「なります」とは?

「なります」「物事が出来上がる」「実現する」「成就する」「今までと違った状態や形に変わる」「作用する」など多くの意味を含める「成る/為る」を丁寧な言い方にした表現です。

「なります」の使い方

「なります」は丁寧な表現として使われています。

ちなみに、「こちらの商品は100円です」という意味で「こちらの商品は100円になります」「窓口はあそこです」という意味で「窓口はあそこになります」のように用いられているケースがありますが、これは誤用です。

「なります」「成る/為る」という意味を表しますが、「○○です」という意味は含まれません。

したがって、この場合は「この商品は100円でございます」「窓口はあちらでございます」と用いるのが正しいです。

「おりますため」と「なります」の違い

「おりますため」は後述する内容の理由や原因など説明する際に用いられる「していますので」の敬語表現です。

一方、「なります」「成る/為る」を丁寧にした表現です。

「おりますため」の例文

・『現在、条件を満たしているお客様を対象にイベントを開催しておりますので、奮ってご参加ください』

「なります」の例文

・『もうすぐ確定申告の時期になります』

まとめ

「おりますため」「なります」はそれぞれ別の意味を表す敬語表現と言うことでした。

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