この記事では、「幸水梨」と「豊水梨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「幸水梨」とは?
「幸水梨(こうすいなし)」は赤梨系の早生種で、和梨では生産量が最も多い品種です。
「幸水梨」、「新水梨」、「豊水梨」が「三水」と呼ばれています。
「幸水梨」は8月中旬から下旬頃に収穫されます。
「幸水梨」は甘味が強く、酸味が少ないのが特徴です。
そして、果肉は柔らかく、果汁が多いので、ジューシーな味わいです。
「豊水梨」とは?
「豊水梨(ほうすいなし)」は赤梨系の中生種で、和梨の生産量では2番目の品種です。
「豊水梨」の果肉はやわらかめで、しっかりとした甘みと、程よい酸味が特徴です。
また、果汁をたっぷりと含み、ジューシーです。
さっぱりとしていて、シャリシャリとした食感があります。
「幸水梨」と「豊水梨」の違い
「幸水梨」と「豊水梨」の違いを、分かりやすく解説します。
「幸水梨」に比べ、「豊水梨」の方がやや長く日持ちします。
また、「幸水梨」よりも「豊水梨」の方が、やや大きいサイズです。
「幸水梨」と「豊水梨」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「梨(ナシ)」はバラ科ナシ属に属している落葉高木です。
野生の山梨(ヤマナシ)を基本種にした栽培品種群です。
「梨」は中国が原産で、日本では弥生時代頃からと言われています。
「梨」の樹高は15mくらいあります。
葉は単葉の互生で、卵形で光沢があります。
また、緑色で縁は全縁です。
「梨」の開花時期は、4月頃に散房花序で5弁花の白い花が咲きます。
そして、7月〜11月頃に球形の果実がなります。
「梨」は「和梨(日本梨)」、「中国梨」、「洋梨」に分けられます。
そして、果皮の色によって、「赤茶色系」、「赤色系」、「黄色系」、「青色系」に分類されます。
今回は「幸水梨」と「豊水梨」の意味や違いなどについて述べてきました。
「幸水梨」と「豊水梨」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。