この記事では、「住めば都」と「住まば都」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「住めば都」とは?
駅から遠い場所であろうが、自然が過酷な所であっても住んでしまえば快適だと思うことを「住めば都」【すめばみやこ】といいます。
車が無ければ買い物も不便ですし、学校も遠いと子供を通わせるのに大変です。
ただ、そのような場所であっても水が美味しかったり、土地があれば畑で無農薬の野菜を作って食べられるといった楽しみがあると感じるようになるため、快適な都と思えます。
「住まば都」とは?
お金を出して住むなら車が無ければ不便と感じる郊外に住むよりも、利便性が高い都会に住む方が良いと思う気持ちを「住まば都」【すまばみやこ】といいます。
このような意味から、雨漏りする小さい家であっても住んでしまえば快適に感じるといえるのです。
長く住めば愛着が沸いて楽しく住める、居心地も良い環境となる住みやすい状況を指す言葉になります。
「住めば都」と「住まば都」の違い
「住めば都」と「住まば都」の違いを、分かりやすく解説します。
交通や買い物に不便さを感じる場所であっても、住んでしまえば快適で楽しい日々になるという意味で使われているのが「住めば都」です。
ここから職場が酷い状況であっても、慣れてしまえば「住めば都」といえます。
もう一方の「住まば都」は、自然が過酷で交通の便が不便な田舎よりも、都会に住めるならその方が何かと便利で良いという意味で使われている言葉です。
「住めば都」の例文
・『会社に片道3時間もかかっても、住めば都と前向きに生活している』
・『水道管が凍る前の家よりも湿度が高い今の家は住めば都と感る』
「住まば都」の例文
・『吹雪で辺りが見えない東北よりも、湿度が高い都会の方が住まば都だ』
・『近隣住民が監視する田舎より、他人に無関心な東京の方が住まば都だ』
まとめ
とても似ている言葉を2つご紹介しましたが、田舎か都会に住むとの違いがあります。
どのような状況で使えばうまく居心地が良いか深堀してみましょう。