「半死半生」と「気息奄奄」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「半死半生」と「気息奄奄」の違いを分かりやすく説明していきます。
「半死半生」とは?
「半死半生」の読み方は、「はんしはんしょう」。
半分死んでいて半分生きている。
このように描く四字熟語で、意味はほとんど死にかかっている状況を意味します。
やっと生きている状態が「半死半生」です。
かろうじて生きている状態を指す言葉で、簡単に言えば、「死にかけ」や「死ぬ瀬戸際」、「瀕死」、「粋も絶え絶え」などとなります。
また、同じような意味を持つ四字熟語には、「気息奄々」や「残息奄々」、「薬石無効」、「薬石無功」などがあります。
「半死半生」の言葉の使い方
「半死半生」は、「半死半生な見た目」や「半死半生な状態」、「半死半生に見える」などといった形で用いられます。
「気息奄々」とは?
「気息奄々」の読み方は、「きそくえんえん」です。
今にも息が絶えそうで死にそうな状態を意味する言葉で、息も絶え絶えになっている様子が「気息奄々」になります。
また、この「気息奄々」は、生物の生命だけに用いられる言葉ではなく、幅広く用いられるといった特徴があります。
国や組織、集団などが今にも滅びそうな様子、状況を意味し用いられることがあります。
簡単に言えば、「死にかけ」や「死ぬ瀬戸際」、「瀕死」、「粋も絶え絶え」などとなります。
また、同じような意味を持つ四字熟語には、「半死半生」や「残息奄々」、「薬石無効」、「薬石無功」などがあります。
「気息奄々」の言葉の使い方
「気息奄々」は、「気息奄々な悲鳴」や「気息奄々な重い空気」、「気息奄々になりながら」などといった形で用いられます。
「半死半生」と「気息奄奄」の違い
類語関係にある「半死半生」と「気息奄奄」。
どちらも、死にかけの様子を意味する言葉ですが、そのうえで、「半死半生」は生物の生命のみを意味する言葉。
それに対し、「気息奄々」は、生物の生命だけでなく、国や組織、集団などが今にも滅びそうな様子、状況を意味する言葉といった違いがあります。
まとめ
類語関係にある2つの言葉ですが、以上のような違いがある言葉になります。