「しやすくなります」と「しやすい」では意味がどのように異なるのでしょうか。
この記事では、「しやすくなります」と「しやすい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しやすくなります」とは?
「しやすくなります」とは、「容易にできるように変化する」という意味の言葉です。
行動すること全般を意味する言葉「する」の活用形「し」に物事のハードルが下がり容易になることを意味する「易い」と変化した結果を表す「なる」に加えて丁寧語の「ます」で構成されています。
現在の行動しにくい状態から容易に行動できる状態への変化を表す言葉です。
「しやすい」とは?
「しやすい」とは、「難しさがなく簡単に行えること」を意味する言葉です。
「する」が「易い」こと、つまり行動に難しいところがなくたやすくできるさまを表します。
基本的には外的要因による物事の成し遂げやすさを表す言葉で本人の資質や能力による容易さ対しては使いません。
物事の実行について他と比べて労力を必要としないさまを強調する言い方です。
「しやすくなります」と「しやすい」の違い
「しやすくなります」と「しやすい」の違いを、分かりやすく解説します。
「しやすくなります」と「しやすい」の違いは「変化」です。
「しやすくなります」は「しやすい」状態に変化することを意味し、現状のしにくい状態からの改善を表します。
「しやすい」は難しいところがなく容易にできる状態を表しており、過去の状態とは関係なく現状のみに対して使う表現です。
「しやすくなります」の例文
・『日曜日に開催されれば参加しやすくなります』
・『必要なものを教えてくれれば支援しやすくなります』
「しやすい」の例文
・『夏は日焼けしやすいので日焼け止めが欠かせない』
・『新しい車はとても運転しやすい』
まとめ
「しやすくなります」と「しやすい」は変化の様子を含むかどうかで区別されます。
似ているようでニュアンスは大きく異なるので正しく使い分けてください。