この記事では、「デビット・ノート」と「クレジット・ノート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「デビット・ノート」とは?
「デビット・ノート」とは、「貿易用語で、商品を返品したり、過払い金が発生した時に、買い手が売り手に対して請求金額の減額を求めるために発行する書類のこと」という意味です。
買い手とは輸入者のことで、売り手とは輸出者を表し、請求金額に誤りがあったり、商品に欠陥があり返品したりなどで、返金が発生する時に、請求金額を減額することで、売り手に支払いを求めることを表します。
「デビット・ノート」の言葉の使い方
「デビット・ノート」は、ビジネス用語・貿易用語・会計用語として使われます。
英語の「Debit Note」が日本語化した言葉で、「debit」は「借方・借方勘定」「負債」「銀行引き落とし」という意味、「note」は「記録」「覚え書き」「通達」「証明書」という意味です。
日本語訳はなく、そのまま「デビット・ノート」、または略語の「D/N」として使われます。
基本的に、買い手が売り手に対して発行する、請求金額の減額を求めるための書類に使われます。
「クレジット・ノート」とは?
「クレジット・ノート」とは、「貿易用語で、売り手が買い手に対して請求金額の減額を約束するために発行する書類のこと」という意味です。
上記で紹介した「デビット・ノート」に対して使われる言葉で、売り手主体の言葉です。
「クレジット・ノート」の言葉の使い方
「クレジット・ノート」、ビジネス用語・貿易用語・会計用語として使われます。
英語の「Credit Note」が日本語化した言葉で、「credit」は「貸方・貸方勘定」「口座への振込額」などの意味です。
こちらも「クレジット・ノート」「C/N」として使われ、買い手主体の言葉です。
「デビット・ノート」と「クレジット・ノート」の違い
「デビット・ノート」は「買い手が売り手に対して請求金額の減額を求めるために発行する書類のこと」です。
「クレジット・ノート」は「売り手が買い手に対して請求金額の減額を約束するために発行する書類のこと」です。
まとめ
今回は「デビット・ノート」と「クレジット・ノート」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。