この記事では、「つるむらさき」と「モロヘイヤ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「つるむらさき」とは?
「つるむらさき(蔓紫)」とは、ツルムラサキ科ツルムラサキ属に分類されている蔓(つる)性多年草(日本では一年草)のことを表しています。
東南アジアの熱帯地方が原産で、草丈は2m〜3mくらいあります。
「つるむらさき」の開花時期は7月〜10月頃で、穂状花序の白色や桃色の花が咲きます。
「つるむらさき」の果実は球形の石果で、濃い紫色をしています。
「つるむらさき」の葉や茎は、緑黄色野菜として、食用になっています。
「モロヘイヤ」とは?
「モロヘイヤ」とは、アオイ科ツナソ属に属している一年草、または亜低木を指しています。
高さは1m〜2m程度です。
「モロヘイヤ」は8月〜10月に5弁花の黄色い花が咲きます。
種子には毒があります。
「モロヘイヤ」の葉は野菜として、食用になっています。
「つるむらさき」と「モロヘイヤ」の違い
「つるむらさき」と「モロヘイヤ」の違いを、分かりやすく解説します。
「つるむらさき」はツルムラサキ科の植物ですが、「モロヘイヤ」はアオイ科に属しています。
また、「つるむらさき」には、茎が緑色と赤紫色のものがあります。
さらに、花の色は「つるむらさき」が白色や桃色であるのに対し、「モロヘイヤ」は黄色です。
「つるむらさき」と「モロヘイヤ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「つるむらさき」の別称には、「パセラ」があります。
また、「つるむらさき」の英語表記は「Malabar Spinach」、「Indian spinach」になります。
そして、「モロヘイヤ」には、「タイワンツナソ (台湾綱麻)」、「ナガミツナソ (長実綱麻)」、「シマツナソ(縞綱麻)」の別名があります。
さらに、「モロヘイヤ」は英語で「nalta jute」、「tossa jute」、「Jew’s mallow」などと表記します。
今回は「つるむらさき」と「モロヘイヤ」の意味や違いなどについて述べてきました。
「つるむらさき」と「モロヘイヤ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。