「よりを戻す」と「復縁」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「よりを戻す」と「復縁」の違い生活・教育

この記事では、「よりを戻す」「復縁」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

よりを戻すと復縁の違い

「よりを戻す」には、撚ってあるものをほどいて元の状態にする意味と、男女の仲を元通りにする意味があります。

「復縁」は、離婚した夫婦や離縁した養子縁組、別れた恋人などが元の関係に戻ることです。

「よりを戻す」の男女の仲を元通りにする意味と、「復縁」の意味はほぼ同じです。

「よりを戻す」は特に男女の仲の意味で使われていますが、物事をもとの状態に戻す意味を持っているので、離縁した養子縁組のことを指すこともできます。

ある夫婦が離婚をしました。

しかし、離婚をしてから改めて考えてみると、やっぱりあの人と生活していたときがよかったことに気がつき、再度結婚をすることになりました。

このようなことを「よりを戻す」とも「復縁」ともいうことができます。


よりを戻すと復縁の使い方の違い

どちらも離婚した夫婦や別れた恋人などが元の関係に戻ることに使われます。

使われ方に大きな違いはありませんが、「よりを戻す」は特に男女関係について使われる言葉なので、離縁した養子縁組の関係を元に戻すことには「復縁」が使われることの方が多いです。

「よりを戻す」には、撚ってあるものをほどいて元の状態にすることにも使います。

「復縁」にはこの意味はないので、こういった使い方はしません。


よりを戻すと復縁の英語表記の違い

「よりを戻す」は英語で“get back together”と表現をします。

関係を修復する意味です。

「復縁」は英語で“reconciliation with one’s husband”と表現をします。

夫との和解の意味です。

夫ではなく妻とするときは、“husband”“wife”とします。

よりを戻すの意味

「よりを戻す」には、2つの意味があります。

1つめは、撚ってあるものをほどいて元の状態にすることです。

「より」を漢字にすると「縒り」です。

糸などを何本か合わせてねじり1本にすることや、ねじってらせん状にすることを「縒る(撚る)」といいます。

糸の場合だと、4本をねじり合わせて1本になっているものなら、ねじりをほどいて、もともとの4本にすることが「よりを戻す」になります。

もう一つの意味は、物事を元の状態にすることです。

特に男女の仲についていいます。

男女の仲には、婚姻関係にあるものと、婚姻関係にない恋愛関係とがありますが、「よりを戻す」の男女関係はどちらのことも指しています。

よりを戻すの使い方

「よりを戻す」には2つの意味がありますが、男女の仲を元に戻すことに使われています。

恋人と別れてしまったけれど、以前のような関係に戻りたいときに「よりを戻したい」といったように使用します。

元の状態に戻す意味があり、男女の仲でなくても元の状態に戻ることなら「よりを戻す」といえますが、男女の仲以外の関係に使われることは少ないです。

よりを戻すを使った例文

・『よりを戻すことはできなかった』
・『別れた妻とよりを戻す』
・『子どものためによりを戻すことにした』
・『よりを戻してくれませんか』
・『よりを戻すなんて今更できない』

よりを戻すの類語

「復縁」が類語です。

よりを戻すの対義語

「よりを戻す」ことができなければ、交際が断たれることになり、その言葉が対義語になります。

「絶交」がそれにあたります。

「絶」は、たつ、やめるという意味、「交」は、まじわる、つきあうという意味がある漢字です。

復縁の意味

「復縁」とは、離婚した夫婦や離縁した養子縁組などが、もとの状態に戻ることです。

「縁」には、家族的なつながり、人と人とのかかわりという意味があります。

「復」は、もとの状態にもどるという意味のある漢字です。

このことからも、人と人との関係がもとに戻る意味であることがわかります。

復縁の使い方

人と人との関係、特に家族関係や恋人として交際していたものが、もとの関係に戻ることに使われます。

「復縁」をする方法がインターネットで紹介されていたり、占いの相談内容に「復縁」があったりして、「復縁」したいと考えている人は少なくないようです。

離婚をした人、恋人として交際していた相手と別れた人が使うことが多くあります。

復縁を使った例文

・『彼と復縁する方法を教えてください』
・『占い師に復縁について相談をする』
・『復縁したいけれど断られてしまった』
・『どうすれば復縁できると思う?』
・『いつか復縁できると信じている』

復縁の類語

「よりを戻す」が類語です。

復縁の対義語

「絶縁」が対義語です。

「絶縁」は、関係を断つこと、縁を断つことを意味します。

まとめ

「よりを戻す」には2つの意味がありますが、そのうち男女の仲を元に戻す意味では、「復縁」と同じ意味になります。

「よりを戻す」にはもう一つの意味もあり、その意味は「復縁」には含まれていません。