人を表す英語には「ヒューマン」と「パーソン」と「ピープル」という言葉があります。
これらの言葉にはどのような違いがあり、どう使い分けを行なえばいいのでしょうか。
この記事では、「ヒューマン」と「パーソン」と「ピープル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒューマン」とは?
「ヒューマン」とは、英語で“human”と表記し人間や人類のことを指す言葉になります。
誰か特定の人を指す言葉ではなく、他の属の動物と区別するために、人類全体のことを指している言葉です。
「ヒューマン」の言葉の使い方
「ヒューマン」の言葉の使い方としては、人が関わっていることを強調したい時に他の語と組み合わされることが多いものです。
たとえば、人為的ミスのことを「ヒューマンエラー」といったりします。
人による操作ミス、人が主な原因で引き起こしたミスのことを意味します。
「パーソン」とは?
「パーソン」とは、英語で“person”と表記し人物や人格のことを指す言葉になります。
ひとつの人格を表すもので、特定の人物のことを指す言葉です。
「パーソン」の言葉の使い方
「パーソン」の言葉の使い方としては、特定の人物を強調したい時に他の語と組み合わされることが多いものです。
たとえば、事を動かす時に鍵を握る人物、その人物の行動次第では事が大きく変化してしまうような特定の人を指して「キーパーソン」といったりします。
“key”(鍵)を握る“person”(特定の人物)で、「キーパーソン」となります。
「ピープル」とは?
「ピープル」とは、英語で“people”と表記し民族や国民のことを指す言葉です。
先述の「パーソン」は個人を指すものでしたが、「ピープル」は集合体としての人を表すものになります。
「ピープル」の言葉の使い方
「ピープル」の言葉の使い方としては、人の集まりを強調したい時に使われるものになります。
たとえば、集まって騒いだりして賑やかなことが好きな人たちのことを「パーティーピープル」といったりします。
“party”(パーティー)は英語では集団とか政党といった意味ですが、日本では集会や宴会といった使われ方をしています。
ですから、“party”(宴会)をしている“people”(国民)で「パーティーピープル」となります。
「ヒューマン」と「パーソン」と「ピープル」の違い
「ヒューマン」と「パーソン」と「ピープル」の違いを簡単に述べると以下のようになります。
「ヒューマン」とは、「(他の動物と区別するための)人間や人類」といった意味合いです。
「パーソン」とは、「ある特定の人物」を指した言葉になります。
「ピープル」とは、「集合体としての人」を指した言葉になります。
まとめ
「ヒューマン」と「パーソン」と「ピープル」について説明してきましたが違いがわかりましたでしょうか。
それぞれ何を強調したいかによって、他の語と組み合わされて使われます。
この記事を参考に「ヒューマン」「パーソン」「ピープル」を上手に使い分けてみなさんの生活にお役立て下さい。