「臨席」と「列席」と「参列」の違いとは?分かりやすく解釈

「臨席」と「列席」と「参列」の違い生活・教育

この記事では、「臨席」「列席」「参列」の違いを分かりやすく説明していきます。

「臨席」とは?

行事などが行われる場に出席や参加することです。

ある表彰式が行われたとします。

表彰式は行事の一種です。

ここに大臣が出席をしました。

このことを「大臣が臨席する」といいます。

誰が出席や参加するのかという意味は含まれていないため、大臣以外の場合にもいうことができます。

行事の場合、その人はやってこず、手紙などをよこす場合があります。

その手紙を代わりの人に行事で読んでもらい、本人はその場にはいません。

この場合は、出席をしていないので、この言葉が意味するものではありません。

その場にいる場合をこの言葉は意味しています。

その場にいて何かを行うことまでは意味に含まれていません。


「臨席」の例文

・『天皇が臨席をした』
・『毎年臨席をしている』


「列席」とは?

行事などが行われる場に出席することです。

何人もの人がいて、その中の一人として出席することを意味します。

結婚式には、新郎新婦の両親、兄弟姉妹、友人など、さまざまな人が出席をします。

たとえば、新郎の父親は出席する人の中の一人としてその場にいます。

兄弟姉妹、友人なども同様です。

そのことを意味する言葉です。

「つらなる」という意味が含まれており、その行事などにたった1人しか出席しなかった場合、一般的にはこの言葉は使用しません。

集団の中にいて、そしてどうするのかまでは意味に含まれていません。

そのため、代表としてあいさつなどする場合もあれば、しない場合もあります。

「列席」の例文

・『列席者にあいさつをする』
・『列席者の代表として祝いの言葉を述べる』

「参列」とは

行事などに参加をして、参加しているものの一人として出席することです。

慰霊式が行われたとします。

この式には、遺族の人たちがたくさん参加をしました。

参加している人、ひとりひとりは、参加している多くの中の一人としてその場にいます。

そのことを意味する言葉です。

慰霊式のときにたった一人しかいなかったとします。

この場合はこの言葉が意味するものではありません。

それ以外の式や行事についてもいうことができます。

この言葉には、参加をしてそこである行動をするのか、しないのかまでは意味に含まれていません。

ただそこにいる場合もあれば、あいさつなどする場合もあります。

「参列」の例文

・『多くの人が参列をした』
・『参列者ひとりひとりにあいさつをする』

「臨席」と「列席」と「参列」の違い

行事などに出るというが同じです。

実際にその場にいることを意味します。

2つめと3つめは、多くの人たちの中の一人としてといった意味合いが含まれています。

1つめには、そういった意味は含まれていません。

まとめ

何かを行うときの集まりに、その場にその一員としていることという意味がにていますが、若干ニュアンスが異なります。