この記事では、「無理なお願いにもかかわらず」と「勝手なお願いにもかかわらず」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無理なお願いにもかかわらず」とは?
「無理なお願いにもかかわらず」とは、「実現が難しい頼みごとをした、それなのに」という意味の言葉です。
本来不可能とされることであるのに、相手が対応してくれたことを表します。
「無理なお願いにもかかわらず」の言葉の使い方
「無理なお願いにもかかわらず」は、ビジネス用語・マナー用語として使われます。
「無理」は「実現が困難なこと」という意味、「お願い」の「お」は謙譲語の接頭辞、「かかわらず」は「に・にもかかわらず」として使われ、動詞「かかわる」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連用形で「〜なのにそれでも」「〜であるのに」という意味です。
全体で「実現が困難なお願いであるのに」になり、この後には「対応くださり誠にありがとうございました」など、お礼の言葉が続きます。
「勝手なお願いにもかかわらず」とは?
「勝手なお願いにもかかわらず」とは、「自分達の一方的な都合で頼みごとをした、それなのに」という意味の言葉です。
相手にはメリットがなく、自分達に都合の良いことであるのに、対応してくれたことを表します。
「勝手なお願いにもかかわらず」の言葉の使い方
「勝手なお願いにもかかわらず」は、ビジネス用語・マナー用語として使われます。
「勝手」は「他人のことはかまわないで、自分だけに都合がよいように振る舞うこと」という意味、全体で「相手にメリットがなく、自分達だけに都合がいいお願いであるのに」になり、こちらもお礼の言葉が続きます。
「無理なお願いにもかかわらず」と「勝手なお願いにもかかわらず」の違い
「無理なお願いにもかかわらず」は「『実現が困難なお願いであるのに』という意味、後にお礼の言葉を続けて使われる」です。
「勝手なお願いにもかかわらず」は「『相手にメリットがなく、自分達だけに都合がいいお願いであるのに』という意味、後にお礼の言葉を続けて使われる」です。
まとめ
今回は「無理なお願いにもかかわらず」と「勝手なお願いにもかかわらず」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。