この記事では、「山羊革(ゴートレザー)」と「羊革(シープスキン)」の違いを分かりやすく説明していきます。
「山羊革(ゴートレザー)」とは?
山羊から作られている革のことをいいます。
とても丈夫で軽く、型崩れしにくいという特徴があります。
ジャケットなどの衣類や財布、バッグなどに用いられています。
肌触りも良く、シボと呼ばれる凹凸は小さくて非常に綺麗です。
生まれてから半年経っていないの仔山羊を使ったキッドスキンと生まれてから半年以上の山羊を使ったゴートスキンという種類があります。
「羊革(シープスキン)」とは?
羊から作られている革のことをいいます。
生後半年以上の羊から作られている革で、生後半年未満の羊から作られているものはラムスキンと呼んでいます。
非常に柔らかい肌触りが特徴で、手袋やジャケット、コートなどに用いられています。
また、インテリアなどに用いられることもあります。
寒冷地にいる羊から作られるウールシープと温暖な地域にいる羊から作られるヘアシープの2種類があります。
ウールシープは保温性が高く、ムートン素材に用いられます。
ヘアシープはウールシープよりも高品質とされます。
「山羊革(ゴートレザー)」と「羊革(シープスキン)」の違い
ゴートレザーはとても丈夫なのが特徴で、牛革(カウレザー)よりも強度は高いとされます。
シープスキンはあまり丈夫ではなく、他の革に比べると耐摩耗性も低いです。
ただし、シープスキンの方がゴートレザーよりも肌触りは良く、柔らかいといえます。
また、ゴートレザーには生後半年未満の山羊からとれる革も含まれますが、シープスキンには生後半年未満の羊からとれる革は含まれません。
ラムスキンとして区別されています。
まとめ
山羊革(ゴートレザー)は、羊革(シープスキン)よりも強度が高く頑丈にできています。
シープスキンは、ゴートレザーよりも肌触りが良く柔らかいのが特徴になります。
