この記事では、「幸いに存じます」と「幸いでございます」の違いを分かりやすく説明していきます。
「幸いに存じます」とは?
「幸いに存じます」は、「幸いです」の謙譲表現になり、目上の方に対して使うことができます。
「〜の状態であれば、幸せ、または望ましく思う」の意味があります。
似た表現としては、「嬉しく存じます」、「幸甚に存じます」などが挙げられます。
「幸いでございます」とは?
「幸いでございます」は、「幸いです」の丁寧な表現になります。
また、「ございます」は「御座います」の漢字表記があります。
近い表現としては、「嬉しく思います」、「喜ばしく思います」などがあります。
「幸いに存じます」と「幸いでございます」の違い
「幸いに存じます」と「幸いでございます」の違いを、分かりやすく解説します。
「幸いに存じます」の「存じます」は、「思う」、「思っている」、「知っている」の謙譲語に、「ます」の丁寧語を追加した言葉になります。
一方、「幸いでございます」の「ございます」は、「ある」、「あります」の丁寧な言い方になります。
そのため、「幸いに存じます」の方が、「幸いでございます」よりも、より丁寧な表現になります。
「幸いに存じます」と「幸いでございます」にはこのような違いがあります。
「幸いに存じます」の例文
・『先日の件のお返事を今週中にいただけると幸いに存じます』
・『お送りした資料をご高覧いただければ幸いに存じます』
「幸いでございます」の例文
・『心ばかりの品ですが、お使いいただけたら幸いでございます』
・『今年のイベントも例年同様、大いに楽しんでいただけたら幸いでございます』
まとめ
今回は「幸いに存じます」と「幸いでございます」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「幸いに存じます」と「幸いでございます」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。