この記事では、「もしよければ」と「もしよろしければ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もしよければ」とは?
仮に差し支えがなければ、という意味です。
「もし」には、実現してない事柄を仮に実現したと考えていう意があります。
「もし○○を見つけたなら、連絡をください」のような使い方をします。
「よければ」の「よ」は「よい」のことで、優れているさま、好ましい、差し支えないなどの意味があります。
「ば」は、実現していない事柄を実現したと仮定する条件を表します。
「晴れたならばでかける」のような使い方をするものです。
「もしよろしければ」は、「〜使ってください」のような使い方をします。
相手に差し支えがないと仮定をして、使うようにとすすめています。
「もしよろしければ」とは?
仮に差し支えがなければ、という意味です。
「よろし」は「よろしい」のことです。
「よろしい」は「よい」の丁寧な言い方で、優れているさま、好ましい、差し支えないなどの意味があります。
この言葉は、「〜お使いください」のような使い方をします。
丁寧な言葉なので、「ば」の後に続く言葉も丁寧にします。
目上の人に対して使うことの多い言葉です。
「もしよければ」と「もしよろしければ」の違い
「もしよければ」と「もしよろしければ」の違いを、分かりやすく解説します。
意味は同じです。
違いは丁寧さです。
2つを比べると後者の方が丁寧です。
前者は「よい」を用いており、後者は「よろしい」を用いています。
「よろしい」は「よい」を丁寧にした言い方なので、後者の方が丁寧です。
丁寧な表現は目上の人に対して使うことが多くあり、前者は同僚や先輩などに対して使われます。
後者を親しい人に対して述べると違和感があります。
丁寧な表現を使ったときは、後に続く言葉も丁寧にします。
そのため、この2つは後に続ける言葉の形も違います。
まとめ
2つの言葉の意味は同じですが、丁寧さに違いがあります。
丁寧さが違うと使う相手も変わります。