この記事では、「留意」と「配慮」の違いを分かりやすく説明していきます。
「留意」とは?
「留意」は「りゅうい」と読みます。
意味は「ある事柄を心にとどめておき、気を付けること」です。
一度失敗したことや、注意すべきことを、常に思い返して注意することを表します。
「留意」の言葉の使い方
「留意」は名詞として「留意する・した」「留意点」などと使われます。
「留」は「とど(める)」とも読み「その場所にとめておく」「その位置から動かない」という意味、「意」は「心の中の思い」「気持ち」「考え」という意味、「留意」で「常に心の中にとめておき、思い出したり考えたりすること」になります。
「配慮」とは?
「配慮」は「はいりょ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「手落ちなく良い結果になる様に、あれこれと気を遣うこと」という意味です。
2つ目は「相手の心情や気持ちを汲んで心遣いすること」です。
「配慮」の言葉の使い方
「配慮」は名詞として「配慮する・した」「配慮が足りない」などと使われます。
「配」は「くば(る)」とも読み「つりあいよく並べる」「割り当てる」「注意を行き届かせる」という意味、「慮」は「おもんぱか(る)」とも読み「あれこれと思いめぐらす」という意味、「配慮」で「あれこれ思いめぐらし注意を行き届かせること」になります。
「留意」と「配慮」の違い
「留意」は「常に心の中にとめておき、思い出したり考えたりすること」です。
「配慮」は「あれこれ思いめぐらし注意を行き届かせること」です。
「留意」の例文
「留意」の例文は以下の通りです。
・『以後留意いたします』
・『口外しないよう、くれぐれも留意ください』
・『健康にご留意くださいませ』
「配慮」の例文
「配慮」の例文は以下の通りです。
・『納期についてご配慮いただきありがとうざいます』
・『利用者に配慮した登録システムを開発する』
・『高齢者に配慮した街づくりをする』
まとめ
今回は「留意」と「配慮」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。