この記事では、「ご確認ください」と「ご査収ください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご確認ください」とは?
「ご確認ください」の「確認」には、確かめ認めるといった意味があります。
はっきりと認めることを意味する言葉となり、「ご確認ください」の場合は、相手に確かめてほしい旨をお願いする表現方法になります。
「ご査収ください」とは?
「ご査収ください」の「査収」には、金銭・物品・書類などを、よく調べて受け取ること、といった意味があります。
つまり、「ご査収ください」は、金銭・物品・書類などを、よく調べて受け取ってほしいことをお願いする表現方法になります。
「ご確認ください」と「ご査収ください」の違い
「ご確認ください」と「ご査収ください」の違いを、分かりやすく解説します。
「ご確認ください」と「ご査収ください」に共通する意味は、確かめる、という意味です。
相手に対し資料などの内容を確かめてほしいことをお願いする言葉として、どちらも用いることが可能です。
そのうえで、「ご確認ください」の場合、確かめるだけの意味となりますが、「ご査収ください」の場合は確かめるだけでなく、確かめたうえで受け取る行為も含まれます。
この点に大きな違いがあります。
例えば、「ご確認ください」と言われた場合は、資料などを一読し内容を確かめる行為のみとなりますが、「ご査収ください」と言われた場合は、加えて受け取る必要もあります。
このような違いがあるため、この2つの言葉を用いる際には、どこまで相手に求めているのかを踏まえ使い分ける必要があります。
「ご確認ください」の例文
・『お手元の資料をご確認ください』
・『詳しい内容は、当社のホームページにてご確認ください』
「ご査収ください」の例文
・『先ほど資料をお送りいたしましたので、ご査収ください』
・『こちらが作成した契約書となります、どうぞご査収ください』
まとめ
以上のように、どこまで求めているのか。
その点に注意し2つの言葉を使い分けることが大切です。