この記事では、「天ぷら粉」と「薄力粉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「天ぷら粉」とは?
天ぷら粉とは、水を加えるだけで天ぷらの衣を簡単に作ることができる粉のことをいいます。
天ぷらは日本料理の1つで、野菜や魚介類、肉などの食材に小麦粉を主体とする衣をまとわせ油で揚げた料理です。
家庭で作ることもありますし、天ぷらの専門店等もあります。
天ぷら粉は、薄力粉や卵粉、ベーキングパウダー、でん粉等でできています。
水に溶くだけで衣を作ることができます。
「薄力粉」とは?
薄力粉とは小麦粉の一種で、タンパク質の割合が8. 5%以下のものをいいます。
天ぷらを作る際に使われますが、ケーキなどのお菓子に使われることもあります。
薄力粉から天ぷらを作る時には、薄力粉に卵と冷水を混ぜて衣を作ります。
冷たい水を使うのは、グルテンが発生して粘りが出てしまうからです。
グルテンが多いとカラッと仕上がりません。
冷水で衣を作っても時間が経つと温くなってグルテンができてしまうので、カラっと揚げるには揚げる直前に衣をつける必要があります。
「天ぷら粉」と「薄力粉」の違い
天ぷら粉は水と天ぷら粉だけで天ぷらの衣が作れるもので、冷水を使う必要はありません。
薄力粉からも天ぷらの衣を作ることはできますが、卵と冷水が必要です。
また、薄力粉で天ぷらの衣を作った場合には、時間たつと温度が上がってグルテンが増えてしまいます。
カラっと揚がらずもったりした食感になります。
天ぷら粉の場合、薄力粉で作った衣よりも時間をおいても大丈夫です。
天ぷら粉には薄力粉も含まれていますが、卵粉やベーキングパウダーなど薄力粉以外の材料も含まれています。
初心者でも簡単に天ぷらが作れるのは天ぷら粉で、家庭で天ぷらを作る場合に使用することが多いです。
天ぷらの専門店等では、天ぷらを作るのに薄力粉を使用しています。
まとめ
天ぷら粉の方が、薄力粉よりも簡単に天ぷらが作れます。