「紫陽花」と「七変化」は一見お互いに関連性がない言葉に見えますが、共通する意味もあれば異なる意味も持っている言葉です。
この記事では、「紫陽花」と「七変化」の意味を分かりやすく説明していきます。
「紫陽花」とは?
「紫陽花」は「あじさい」と読む言葉で、「ガクアジサイを日本で改良した園芸用の植物」を意味します。
草丈は1〜1. 5m程度で、小さい花が球のような形に集まって咲くのが特徴です。
また、「ユキノシタ科アジサイ属に分類される植物の総称」という意味も持っています。
「七変化」とは?
「しちへんげ」と読む「七変化」には、「物事が目まぐるしく変わる」「境遇などが様々な状態に変わること」や、「歌舞伎において、ひとりの役者が7種類の舞踊を組み合わせた踊りを連続して踊ること」といった意味があります。
また、「紫陽花」の別名として使われることもあります。
「紫陽花」と「七変化」の違い
「紫陽花」も「七変化」も植物の「アジサイ」を意味する点は共通しており、「七変化」は「紫陽花」の別名を示します。
「紫陽花」を「七変化」と呼ぶのは、「紫陽花」の花の色が土壌の状態によって変化することが由来になっています。
「紫陽花」は土が酸性であれば花が青紫色に、中性もしくはアルカリ性であれば赤色になることが多く、「七変化」はそんな「紫陽花」の性質を巧みに表現した言葉といえるでしょう。
また、「紫陽花」の種類のひとつであるヤマアジサイには「七変化」という品種があり、「紫陽花の別名」とは区別して認識されています。
なお、「七変化」は「紫陽花」のほかに「物事がくるくると変化すること」や「環境などが色々な状態に変化すること」、「歌舞伎において、7種の舞踊で構成された踊りをひとりの役者が連続して踊ること」といった意味も持っています。
まとめ
「紫陽花」も「七変化」も梅雨の時期に咲く「アジサイ」を意味する言葉です。
「七変化」には他の意味も含まれていますので、状況に応じて使い分けることがポイントです。
ぜひ言葉の違いや共通点を理解する参考にしてください。