この記事では、「聞いてますか」と「聞こえてますか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「聞いていますか」とは?
「聞いていますか」とは、自分の意志のもと意識して聞いているかを確認する際に用いる言葉です。
相手に伝わるような大きさの声を出し話し方たうえで、相手が自分の話を聞いているかわからないとき。
音としては耳に入っているものの、その内容が頭に入っていないように思われるとき。
そんな時に確認する言葉として「聞いていますか」を用います。
例えば、先生が教室にいる生徒に向かって何かを話しているとき。
そんな時に生徒同士で話していて先生の話を聞いていないような場面で「聞いていますか」を用います。
生徒は先生が何かを話していることは把握しているものの、その内容を聞こうとしていないときに用いる言葉になります。
「聞こえていますか」とは?
「聞こえていますか」は自分が発する言葉が自然に耳に入っているかを確認する際に用いる言葉です。
例えば、大きな会場で後ろにいる人まで声が届いているかわからないとき。
その確認を行う際に「聞こえていますか」を用います。
「聞こえていますか」の場合、聞く側に聞く準備は整っているものの、声が届かない、音が届かない、といった際に確認する言葉となります。
「聞いてますか」と「聞こえてますか」の違い
「聞いてますか」と「聞こえてますか」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉を使用する場面には大きな違いがあります。
「聞いていますか」は話を聞こうとしているかの確認。
「聞こえていますか」は声や音が届いているかの確認の際に用いられる言葉になります。
「聞いていますか」の例文
・『みなさん、私の話を聞いていますか』
・『大切な話をしています、聞いていますか』
「聞こえていますか」の例文
・『後ろの方まで聞こえていますか』
・『端の人、聞こえていますか』
まとめ
以上のように、それぞれ適した場面での使用が求められる言葉になります。