「会食」と「接待」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「会食」と「接待」の違いとは?違い

「会食」「接待」は何を表す言葉でどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「会食」「接待」の違いを解説します。

「会食」とは?

「会食」とは、「人が集まっていっしょに食事すること」を意味する言葉です。


「会食」の使い方

一人きりで食事するのではなく何人かが寄り集まり席を共にして一緒に飲み食いすることを指します。

鍋料理やバーベキューなど同じ料理を皆で食べるだけでなく、食堂に連れ立って出かけそれぞれが好きなものを注文し同じ席で食べる行為も「会食」に含まれます。

一般的には顔合わせや親睦会など特定の目的のために席を設けて開かれる食事会に近い意味で使われている言葉ですが、本来は集まりの目的とは関係なく一緒に食事すること全てが「会食」です。


「接待」とは?

「接待」とは、「人をもてなすこと」を意味する言葉です。

「接待」の使い方

訪れた客に茶や食事を振る舞いもてなす行為を指します。

一般的には良好な関係を築き相手に好印象を与えようとする目的で行われるもてなし行為の意味で使われることが多く、特にビジネス用語として自らの利益を得るため取引相手や関係者に飲食を振る舞ったり観光に連れ出したりなどの特別な計らいを表す言葉として使います。

「会食」と「接待」の違い

「会食」「接待」の違いは「関係」です。

「会食」は人が集まっていっしょに食事することなのでお互い同士の関係性に縛られません。

友達同士でも会社の先輩後輩でも取引相手でも同じ席で食事すれば「会食」に当たります。

「接待」は主人と客や発注者と受注者など、もてなす側ともてなされる側で成立する関係性であり両者は対等ではありません。

「会食」の例文

・『感染防止のため会食を避ける』
・『会食の機会を設ける』

「接待」の例文

・『取引相手を接待する』
・『手厚い接待を受ける』

まとめ

「会食」「接待」はビジネス用語として似たような意味で使われることもありますが本来は全く異なる意味を持つ言葉です。

それぞれの本来の意味を正しく理解して使い分けてください。

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