この記事では、「たまたま」と「時々」の違いを分かりやすく説明していきます。
「たまたま」とは?
「たまたま」の意味は以下の通りです。
1つ目は「しばらく間があいて生じること」という意味です。
2つ目は「ちょうどその時」という意味です。
「たまたま」の言葉の使い方
「たまたま」は漢字で「偶々」と書き、は副詞として「たまたま見える」「たまたま出会う」などと使われます。
「たま」の語源は「玉」という言葉で「ありがたいこと(珍しいこと)」という意味、転じて「滅多にないこと」「まれなこと」という意味で使われる様になり、「偶々」という漢字があてめられました。
同じ語を続けることにより、「滅多にないこと」という意味を強調しています。
「時々」とは?
「時々」は「ときどき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「その時その時」という意味です。
2つ目は「ある時間をおいて繰り返される様子」という意味です。
3つ目は「滅多にないこと」という意味です。
「時々」の言葉の使い方
「時々」は名詞として「時々の花」などと使われたり、「曇り時々雨」「時々見かける」などと使われます。
「その時その時」が省略された語で、その時点ごとにある事柄が生じることを表します。
一定の時間を置くことから「滅多にないこと」としても使われています。
「たまたま」と「時々」の違い
「たまたま」は「滅多にないこと」「ちょうどその時」という意味です。
「時々」は「ある時間をおいて繰り返される様子」「滅多にないこと」
「たまたま」の例文
「たまたま」の例文は以下の通りです。
・『たまたま入ったレストランの食事が美味しかった』
・『たまたま違う電車に乗ったら事故が起きた』
・『たまたま通りかかったら道を訊ねられた』
「時々」の例文
「時々」の例文は以下の通りです。
・『今日は時々雨が降るそうだ』
・『時々でいいから花に水をやってくれ』
・『彼は時々おかしなことを言う』
まとめ
今回は「たまたま」と「時々」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。