「まつわる」と「関する」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「まつわる」と「関する」の違いとは?違い

物事や人に対して関連性があることを示す言葉には「まつわる」「関する」があります。

この記事では、「まつわる」「関する」の違いを分かりやすく説明していきます。

「まつわる」とは?

「まつわる」とは物事が関連していることや付随していることを表す言葉です。

「まつわる」は漢字で「纏わる」と書き、こちらは絡みつくという意味でも使うことが可能です。

「まつわる」は関係性があるものの中でも直接的な結び付きがあるものに対して使うのが特徴です。

「まつわる」の類義語には「まとわり付く」「まとい付く」があります。

「まとわり付く」「まとい付く」は身体や物体などが絡みつくという意味でよく使います。


「関する」とは?

「関する」とは人や物事が関係していることや、関連性があることを表す時に使う言葉です。

この言葉に使われている「関」は関係性があるという意味以外にも、出入口や繋ぎ目、かんぬきという意味でも使うことが可能です。

後者の意味の言葉には「関所」があります。

「関する」は○○を対象とするという意味でも使うことが可能です。


「まつわる」と「関する」の違い

この2つはどちらも物事や人が関係性のあることを示す言葉です。

「まつわる」は直接的な関係性がある時に使う言葉であり、「関する」は直接的なものから間接的な関係性がある時にも使うことが可能です。

「まつわる」の例文

・『この村にまつわる様々な因習を調べていますが、かなり困難ですね』
・『この地にまつわる伝承は一定のパターンを持っており、とても興味深い』

「関する」の例文

・『災害に関する情報は最近だとネットで簡単に調べられるようになりました』
・『あの幽霊に関する情報はほとんど存在していません』

まとめ

「まつわる」は直接的な関係性があることを示す言葉であり、「関する」は間接的な関係性がある時にも使うことが可能です。

一般的な会話では「関する」の方がよく使われています。

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