この記事では、「ホームヘルパー2級」と「介護職員初任者研修」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ホームヘルパー2級」とは?
「ホームヘルパー2級」は、ホームヘルパーとして働くために必要な知識や技術を習得した証となります。
ホームヘルパーを養成するための知識として、職務の理解や介護の基本、介護における尊厳保持と自立支援などを130時間かけ学習します。
この130時間のなかには実技実習42時間、施設実習30時間が含まれています。
これら実技実習及び介護現場での施設実習を受けることで、修了試験なしで「ホームヘルパー2級」の資格を取得することが可能です。
「介護職員初任者研修」とは?
「介護職員初任者研修」は、在宅・施設問わずに介護職員として働くうえで必要な知識や技術を習得した証となります。
「介護職員初任者研修」の資格を得るためには、職務の理解や介護の基本、介護における尊厳保持と自立支援などに加え認知症の理解も学ぶ必要があります。
研修時間は130時間で、そのうち、90時間の実技実習が含まれています。
これらの学習を終えた後、「介護職員初任者研修」資格を得るためには修了試験に合格しなければなりません。
「ホームヘルパー2級」と「介護職員初任者研修」の違い
「ホームヘルパー2級」と「介護職員初任者研修」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ介護職員に求められる資格となりますが、現在ある資格は「介護職員初任者研修」のみとなります。
「ホームヘルパー2級」という資格がなくなり、「介護職員初任者研修」に移行した形になります。
ほぼ、同じような学習内容となりますが、「介護職員初任者研修」には「ホームヘルパー2級」にはなかった、認知症の理解の学習が追加されています。
また、「介護職員初任者研修」の場合は修了試験に合格しなければなりません。
このような違いから、全く別物の資格となるため、勝手に「ホームヘルパー2級」の資格を「介護職員初任者研修」の資格に変え名乗ることはできません。
まとめ
以上のように、「ホームヘルパー2級」の後継が「介護職員初任者研修」となります。